FAQ ： 機能 - 後篇

はい、可能です。
以下のように設定していただくことにより、特定のIPアドレスからのみの管理画面への接続を許可できます。

1. ［ファイアウォール］-［システムアクセス］
2. ［新規システムアクセスルールの追加］
3. 送信元アドレス：接続を許可したいIPアドレスを指定してください。
   送信元インターフェース：RED
   サービス/ポート：ANY
   ポリシー：許可
   利用可能：チェック
4. ［ルールの追加］
5. ［適用］

例えば、本社から支店のUTMの設定を確認したい時に、システムアクセスの設定を予め済ませておくとメンテナンスや異常時の際に便利です。

Endian UTMは、POP3 Proxyが有効な場合に、POP3 over SSLではメールを 受信することができない仕様となっております。
代替策といたしまして、以下のような方法がございます。

• Endian UTMの設定
  POP3 Proxy：有効
• メーラーの設定
  ポート：995
  セキュリティの設定：暗号化なし

上記の設定では、Endian UTMとメールサーバ間でPOP3 over SSLにて透過的に受信メールが暗号化されます。

IMAPトラフィックのスキャンは現在のところサポートされておりません。
マニュアルをご確認ください。

カスタムホワイトリスト／ブラックリストのURLは、以下のように記載いたします。

はい。
GREENを有効でORANGEを無効化したい場合は、HTTPプロキシ設定で、GREEN・ORANGEを共に「透過」に設定し、［透過プロキシをバイパス］セクションにある、［透過プロキシをバイパスする接続元SUBNET/IP/MAC］にORANGEのサブネット（例、172.16.1.0/24）を追加することで設定が可能です。

詳しくはマニュアルをご覧ください。

POP3プロキシによりスパム判定されたメールは、件名にスパムマークが付記された状態で受信者に届きます。

POP3プロキシのホワイトリスト・ブラックリストは、スパムフィルタにのみ適用されます。

Endian UTMには、VPNユーザーのトラフィックをルーティングする機能がございますので、OpenVPNで接続したリモートアクセスユーザーから他のネットワークに対して通信を行うことが可能です。

Endianから他のネットワークへのルーティング方法は、以下を参考にしてください。

EndianのOpenVPNサーバの設定方法につきましては、下記のページをご覧ください。

設定例：VPNアカウントの追加方法

OpenVPNクライアント（vpnuxConnector）がOpenVPNサーバ（Endian）に接続できないときに出るものと思われます。

原因として、

• OpenVPNサーバが起動していない
• 接続先プロトコル（TCP/UDP）、ポート番号が違う
• 経路上で（ファイアウォール等で）OpenVPNが使用するポートが塞がれている

などの理由が考えられます。
まずは、EndianのOpenVPNの接続ログをご確認いただき、VPNクライアントからの接続ログが残っているかご確認ください。

Endian管理画面の以下の場所からご確認いただけます。

[ログ] - [OpenVPN このログのみ表示]

接続ログが残っていない場合、VPNクライアントからEndian UTMに接続できていないことになりますので、今一度、ネットワーク構成やファイアウォールの設定（UDP/1194が許可されているか）をご確認ください。

上記をご確認いただいても、依然Endian側に全くログが出ていない場合、OpenVPNサーバ自体が正常に起動していない可能性もございます。
その場合は、以下の管理画面で［OpenVPNサーバー］は［起動中］になっているかご確認ください。

［ステータス］-［システムの状態］

また、ライブログを別ウインドウで立ち上げた状態で、OpenVPNサーバーの再起動をお試しください。

1. ［VPN］-［OpenVPNサーバー］-［サーバーの設定］を開く
2. ［OpenVPNサーバーを有効にする］のチェックを外し、［保存してリスタート］
3. その後、再度OpenVPNサーバーを有効にする

再起動後もライブログにOpenVPNログが表示されない場合、機器本体に何らかの不具合が生じている可能性がございます。
その場合には大変申し訳ございませんが、弊社までお問合せください。

EndianとCiscoASAシリーズとの接続例につきましては、以下の公式サポートサイトに情報がございますので、参考になさっていただければ幸いです。

IPSec VPN - How to Create a Net-to-Net Connection (Endian-to-Cisco ASA)

この他に、EndianとJuniper SSG5や、EndianとYAHAMA RTX1200のIPsecによる異機種間接続の実績もございます。

OpenVPNの場合、ユーザー認証は「ID/パスワード」によって行い、クライアント側にはVPNクライアントソフト（Endian VPN Dialer）とCA証明書を配布して通信を暗号化します。

VPNサーバー側のネットワークと、VPNクライアント側のネットワークのIPアドレスの範囲は異なっている必要があります。
ネットワークアドレスの範囲が重複していないかご確認ください。
※『「read UDPv4 Conncection reset by peer (WSAECONNRESET) (code=10054)」というエラーが出て、VPNが接続できません。何を確認したら良いでしょうか？』の質問もご覧ください。

EndianUTMには、OpenVPNのユーザ毎に特定のVLANに割り当てる機能は搭載しておりません。

誠に申し訳ございませんが、現在、複数のVPNセッションを張っている状態でのスループットについて、ご提供可能な計測結果はございません。
トラフィック量等の条件により異なる場合がございますが、通常、対地数5の場合、他のサービスのパフォーマンスに10～20％程度の影響を与える可能性があるとの見解をメーカー側では示しております。

Endian UTMには、VPNユーザーのトラフィックをルーティングする機能がございますので、OpenVPNで接続したリモートアクセスユーザーから他のネットワークに対して通信を行うことが可能です。

EndianのOpenVPNサーバの設定方法につきましては、下記のページをご覧ください。

設定例：VPNアカウントの追加方法

『VPN接続確立後に異なるネットワークセグメントへの通信はできますか』もご覧ください。

はい、可能です。
ロゴ画像、背景画像はSSH接続にて変更することができます。

カスタマイズ方法

○修正ファイル

/usr/lib/python2.4/site-packages/endian/hotspotgui/web/templates/portal.html

修正箇所

以下の記述の下に（69行目あたり）、

<style type="text/css">@import url(/include/portal.css);</style>

次の記述を追記してください。

<style type="text/css">@import url(/userfiles/portalcustom.css);</style>

なお、上記の記述を追記した場合は、必ずuserfilesディレクトリにportalcustom.cssが必要となります。

EndianUTMにSSH接続して、userfilesディレクトリに、portalcustom.cssを配置します。すると、後から読み込まれたスタイルが優先的に適用され認証画面のデザインが変更されます。
※初期設定時はuserfilesディレクトリにcssファイルはありません。

○CSS

ファイル名： portalcustom.css
ディレクトリ： /home/httpd/html/userfiles/.

・画像
ディレクトリ： /home/httpd/html/userfiles/images/.

○補足

初期設定時に読込むCSSと画像の設置場所
・CSS： portal.css（/home/httpd/html/include/.）
・画像： /home/httpd/html/images/.
※endianのロゴ、背景画像等はここに置かれています。ここに置かれている画像を差し替えることでもカスタマイズできます。その際は元の画像と同じ解像度の画像ファイルをご使用ください。なお、作業は自己責任にて行って下さい。作業前にバックアップをお取りいただくことをお勧めいたします。

はい、可能です。スマートデバイス向けWeb認証画面のカスタマイズは以下の方法にて行えます。

カスタマイズ方法

EndianUTMにSSH接続して、userfilesディレクトリに、miniportalcustom.cssを配置します。すると、後から読み込まれたスタイルが優先的に適用され認証画面のデザインが変更されます。
※初期設定時はuserfilesディレクトリにcssファイルはありません。

○CSS

ファイル名： miniportalcustom.css
ディレクトリ： /home/httpd/html/userfiles/.

・画像
ディレクトリ： /home/httpd/html/userfiles/images/.

○補足

初期設定時に読込むCSSと画像の設置場所
・CSS： portal.css（/home/httpd/html/include/.）
・画像： /home/httpd/html/images/.
※endianのロゴ、背景画像等はここに置かれています。ここに置かれている画像を差し替えることでもカスタマイズできます。その際は元の画像と同じ解像度の画像ファイルをご使用ください。なお、作業前にバックアップをお取りいただくことをお勧めいたします。

Hotspotログインポータルで「session limit xxx 」というエラーでログインできない場合は、以下の原因が考えられます。

• 原因…HotSpotログインユーザのチケットが有効になっていない。
• 対処方法…HotSpotユーザのチケットを有効にする。

設定例

1. HotSpotユーザの左にある[編集/チケットの追加]をクリックする。
2. ユーザ情報の左に表示されている[チケット]欄の[新しいチケットの追加]セレクトボックスからチケット（注）を選択する。
3. 追加ボタンをクリックする。[注意]チケットなしで、追加してもHotSpotのユーザは有効になりません。選択できるチケットがない場合には、上部のメニュー[チケット]から新しいチケットを追加します。

上記の手順を行うと[session limit has been reached.]というエラーを解消することが出来ます。よろしければ、対象のユーザのチケットが有効かどうか、恐れ入りますが、ご確認をお願いいたします。

確認方法

1. 管理画面にログインする。
2. 上部のメニューから[HotSpot]を選択する。
3. 左のメニューから[管理インターフェース]を選択する。
4. HotSpotユーザの左にある[編集/チケットの追加]をクリックする。
5. ユーザ情報の左に表示されている[チケット]を確認する。
6. チケットが登録されているか？
7. 有効なチケットあるか？（満了になっていないチケットが一つ以上ある）

以下の設定によりご希望の動作に近い動作をEndianホットスポットで実現できます。

• 設定について
  システム設定に以下のように設定します。
  ポータル
  • ログインに成功した後のホームページ：任意のURLを指定
  アカウント
  • ユーザ認証が必要：チェックを外す
  
• ユーザが接続したときの動作について
  以下の順番で表示されます
  
  1. 
  2. 
  3. ※設定画面で指定した「www.google.com」が表示されています。

Hotspot Master機として使用できるのは、Endian UTM Mercuryもしくはそれ以上の機種となります。
Endian UTM MiniはHotspot Master機の機能をあいにく搭載しておりません。

はい。
各所に設置されたEndian UTMで使用するHOTSPOTユーザ・課金情報の別の場所での管理は、「マスター／サテライトシステム」機能にて実現可能です。
各所に設置されたサテライトUTMは、HOTSPOTの設定情報をマスターUTMから取得いたします。またサテライトUTMにて入力されたアカウントの認証はマスターUTMにて行います。

AnyIP機能を有効にすることにより、ホットスポット（BLUE） ゾーンのネットワーク範囲外の固定IPアドレスでもIPアドレスを変更することなくインターネット接続できます。
AnyIP機能は、DHCPを使用していないクライアントが固定IPのままホットスポットに接続できるようにする機能で、 固定IPアドレスはホットスポット (BLUE) ゾーンのサブネット外でも利用可能です。

以下の方法にて、Hotspot接続ユーザが認証なしでインターネットの利用が可能となります。

Endian UTMに接続する無線LANアクセスポイントのMACアドレスを、あらかじめEndian UTMに登録する。
※ホットスポットの環境設定が最新の設定がどうか確認が必要。（参照：ユーザ認証なしに、自分の広告サイトを初期表示できますか？）

はい、可能です。
Endian Hotspotは、Endian UTMに統合されているため、Hotspot接続ユーザがEndianのウィルスゲートウェイ経由でインターネットに接続できます。

RADIUS認証に対応しております。RFC2865,RFC2866,RFC2869に準拠しております。

Web認証に対応しております。

Macアドレス認証に対応しております。

EndianUTMはHotSpotユーザにDHCP方式でIPアドレスを割り当て可能です。EndianUTM自身も、DHCP/スタティック両方をサポートしております。

はい。可能です。
「Hotspotユーザ」画面では、Hotspot機能に限定した管理者を作成/設定できます。Hotspotユーザは２つのグループがあり、各々異なる権限が付与されております。

このHotSpotユーザで設定したIDは、ブラウザで（管理画面を経由せず）直接以下のURLへアクセスして表示されるBasic認証の画面で使用できます。

上述のURLに直接アクセスすることにより、UTMの管理画面を介さずに直接Hotspotの管理画面、もしくはアカウントエディット画面を開く事が可能です。尚、最初から登録されている「hotspot」というユーザの削除/ID名の変更は出来ません。

接続チケットの測定モードを「時間ベース」とした場合、設定した時間分のご利用が可能です。使用量を24時間と設定した場合、きっちりと24時間利用が可能となります。
具体的なカウント方法ですが、Hotspotにログイン後「ログアウト」するか、あるいは「ブラウザを閉じる」までの使用時間が累積されます。その間何度でも接続可能であり、接続の度に使用時間が加算されます。
ただしHotspotに接続できるのはアカウントの有効期限内に限ります。例えば、アカウントの有効期限が11/1の場合、仮に接続時間に残りがあったとしても11/1以降の接続はできなくなります。

Endian HotspotでVLAN毎に異なるサービスレベルの設定には今のところ対応しておりません。

MACアドレスによるるIDパスワードを入力しない自動認証の機能をサポートしております。

申し訳ございませんが、Endian UTM のホットスポット機能では、マトリックス認証やトークン認証はサポートしておりません。
なお、外部RADIUSサーバーと連携させた認証は可能となっております。

「先勝ち」の仕様となっております。先にログインしたユーザが優先です。

はい。カウントされます。

残念ながら現在の仕様では、IPアドレスをキーワードにしたすべてのユーザーの接続ログの検索機能は実装しておりません。
なお、以下の方法で対象ユーザーをある程度調べやすくすることが可能かと存じます。

1. [Reports]-[Connection Logs]を開く
2. 絞り込みたい日時を[開始日/終了日]で設定する
3. IPアドレス順で[ソート]し、該当IPアドレスを探す

[レポート]-[接続ログをCSVとしてエクスポート]から全件のログをダウンロードすることが可能です。

Endianホットスポットの「外部ポータル機能」により、外部ポータルサイトをホットスポットのログイン・インターフェースとして利用することが可能になります。
なお、外部ポータルサイトのインターフェース仕様は、オープンソースのキャプティブ・ポータル「Chilli」と互換性を持たせる必要がございます。

Endian UTMのHotspot機能を無線にてお使いいただく場合には、無線LANアクセスポイントを接続してお使いいただく必要がございます。
その際に、プライベートセパレータ機能に対応している無線LANアクセスポイントを接続していただくことにより、無線接続ユーザ同士の通信を禁止することが可能かと存じます。

SSHにてEndianにログインし、以下のようにcronを設定します。

設定例）

ホットスポットのDHCPのアドレス範囲は、以下の方法にて指定が可能です。

1. 本体のWeb管理画面にログイン
2. [サービス]-[DHCPサーバー]-[BLUEインターフェース]
3. [利用可能]のチェックを外し[すべて保存]
   
4. [ホットスポット]-[設定]-[メイン]
5. [DHCP dynamic range]にチェック
6. [dynamic IPs range]にアドレスを入力
7. [保存]をクリック

工場出荷状態に戻してもホットスポット設定情報がリセットされない場合には、以下の方法にて行なっていただくことが可能でございます。

1. 本体にSSHでログイン (root/endian)
2. 以下のコマンドを実行
   # hotspot-reset.sh
3. 本体のWeb管理画面にログインし、以下を実行
   [ホットスポット]-[無効]にした後、再度[有効]にする
4. 時間を置いてからホットスポット管理画面にアクセス

下記のコマンドにて、ホットスポットにログインしているユーザをログアウトさせることが出来ます。

上記実行後に、管理画面の[アクティブ接続]の[Authenticated]が[No]になっていれば、ログアウト処理が成功しています。

はい。EndianUTMにはリモートサーバへSyslogを転送する機能がございます。
尚、転送先のサーバは、最新のIETF syslogプロトコル標準をサポートしている必要がございます。

あります。
Syslogを取得することも可能です。

残念ながら現在の仕様では、ログファイルを一括ダウンロードすることはできません。
なお、SFTPが利用できるクライアントソフト（WinSCPなど）からアクセスし、/var/log/squid に保存されているログをダウンロードすることは可能です。

ご自分のUTMの状態を遠隔から確認できるようEndian社が独自に開発した機能です。管理者はSSHセッションか管理ウィンドウを使用して、ファイアーウォールに穴をあけず、不必要な脆弱性が発生することなくデバイス上で調整できます。製品登録の際に作成されたアカウントでEndian Networkにログインします。

ポータル（Endian Network）で管理できるUTMの台数に制限はございません。

Endian VPN Clientソフトは、以下のURLからダウンロードしてお使いいただけます。

Windows Installer (exe)

評価機の管理画面の認証情報は、以下の通りです。

Web Frontend:

ID: admin
Password: endian

SSH

ID: root
Password: endian