プラムシステムズでは2007年頃からOpenVPN.JP等で日本語情報や日本語版GUIソフトウェアを提供してきました。多くの企業やNPO団体への導入支援を通じ、さまざまなノウハウや経験を積んでおります。また、OpenVPNの開発元であるOpenVPN, Inc.の認定パートナーとしてOpenVPN Access Serverの販売から導入までワンストップで行っております。
OpenVPNはオープンソースソフトウェアとして公開されているVPNソフトウェアで、幅広い柔軟性と拡張性を備えています。高価なハードウェアを必要とせず、使用する回線やインフラにも縛られません。さらに、Windowsだけでなく、LinuxやMacOS、iOSやAndroidなどのスマートフォン/タブレット端末でも使用できます。
最近ではAzure VPN GatewayやAWS Client VPNなどのクラウド事業者の提供するマネージドサービスのVPN基盤としても採用されており、OpenVPNはコストの低い安定したVPNとして、幅広く使われるようになっています。
公式サイトはこちらをご覧ください。日本語情報はこちらをどうぞ。
プラムシステムズでは、VPN構築の豊富な経験があります。ここでは導入例を幾つかご紹介します。
業種 | 概要 |
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公共インフラ | 自社ブランドのクラウドサービスで提供する保守用VPNサーバの構築 |
通信キャリア | Azure VPN Gatewayでの接続支援、クライアントソフトのカスタマイズ提供 |
エレベーター製造 | 保守要員向けのVPNサーバの構築、クライアントソフトのカスタマイズ提供 |
広告代理店 | PCから自社基幹システムにアクセスするためにOpenVPNサーバを構築 |
製鉄機器製造 | スマートフォンやPCから自社プライベートクラウドにアクセスするためにVPNサーバを構築 |
弁護士事務所 | 特定のデバイスのみしか接続できないようにOpenVPNサーバをカスタマイズ |
インターネットサービス提供 | OpenVPNクライアントアプリケーションの開発およびサポート |
ネットワークインテグレータ | OpenVPNを使ったサービス開発の技術検証をサポート |
服飾系小売業 | 本社-支社間のファイル共有のためにOpenVPNサーバを構築 |
他多数 |
岡山大学 情報統括センター 様 | VPNサーバ製品を使用していましたが、次々にバージョンアップされるOSやブラウザに対して、開発元のサポートが追い付かないため、困っていました。このため、安価で最新のOSに対応できる組み合わせを調査した結果、OpenVPN+vpnux Clientにたどり着きました。 |
プライベートクラウドとして人気のAWSにOpenVPNサーバを構築。
VPNユーザの認証のために、LDAPと連携させる独自認証プラグインを開発。既存のActive Directoryサーバを使用することで、システム管理者の負担を減らすことができました。
社内LANとAWSの接続にはAWS標準のIPsec、リモートアクセスにはOpenVPNを組み合わせることで、VPNの長短を活かした構築を行っています。OpenVPNサーバをすぐに増設できるスケーラビリティや、使用するリージョンを変えることでスループットを向上させられる柔軟性が評価されました。
IPPBXとして定評のあるAsteriskとOpenVPN、SIPフォンを組み合わせた事例です。
出先にいる営業担当者に外線を転送したり、テレワークで作業しているスタッフが、自宅から会社の外線を使うことができます。VPN経由ですが、音声品質もクリアとのご評価をいただいています。オープンソース製品の組み合わせのため、ソフトウェアにかかる費用は無料です。
本社にOpenVPNサーバーを設置し、支社にOpenVPNクライアントとなるゲートウェイを設置します。これにより本社や支社のファイルサーバーにシームレスにアクセスできるようになります。
支社が複数あるようなスター型のVPN網を構築することもできます。