[ステータス]メニュー

画面上部のメニューバーで[ステータス]を選択します。

画面左側のサブメニューの中に以下のリンクが表示されます。ここでは、 Endian Firewall に関するさまざまなステータス情報を表示します。

  • システムの状態 - サービス、リソース、アップタイム、カーネル
  • ネットワークの状態 - ネットワークインターフェイスの設定、ルーティングテーブル、ARPキャッシュ
  • システムグラフ - リソースの使用状況に関するグラフ
  • トラフィックグラフ - 帯域幅の使用状況に関するグラフ
  • プロキシグラフ - 直近24時間のHTTPプロキシのアクセス統計に関するグラフ
  • アクティブ接続 - 開かれているすべてのTCP/IP接続のリスト
  • OpenVPNアクティブ接続 - すべてのOpenVPN接続のリスト
  • SMTPメール利用状況 - 直近24時間、1週間、1か月、1年間のSMTPプロキシフィルタの統計に関するグラフ
  • メールキュー - SMTPサーバーのメールキュー

各リンクについて以下のセクションで解説します。

システムの状態

画面上部のメニューバーで[ステータス]を選択し、画面左のサブメニューから[システムの状態]を選択します。

この画面は以下のセクション(タブやスクロールで表示できます)に分かれています。

サービス
Endian Firewall にインストールされているサービスのステータスが一覧表示されます。 「停止中」と表示されているサービスはそのサービスが有効化されていないことを示しています。
メモリ
Linuxの free コマンドの出力です。最初のバーグラフは使用済の全メモリです。長期運用しているシステムの場合、この値が100%近くになるのが普通です。 これはLinuxカーネルでは使用可能なRAMをディスクキャッシュとして使用するためです。2番目のバーグラフはプロセスによって実際に使用されているメモリです。 メモリの一部をディスクキャッシュで使用できるようにするため、この値は80%以下に抑えるのが理想的です。 この値が100%に達するとアクティブなプロセスでスワップが発生するため、システムの動作が遅くなります。 このような場合にはメモリの増設を検討してください。3番目のバーグラフはスワップの使用状況です。長期運用しているシステムでも、すべてのサービスが停止しているような状況でない限り、 多少の(20%以下)スワップが発生します。
ディスク使用状況
Linuxの df コマンドの出力です。各ディスクパーティション (デフォルトインストールの場合、 /, /boot, /var) ごとのディスクの使用量が表示されます。 //boot はほぼ一定の値にとどまりますが、 /var はシステムの使用に応じて使用量が増加します。
アップタイムとユーザー
Linuxの w コマンドの出力です。ここでは、現在の時刻、再起動なしで連続稼働している時間に関する情報、シェルにログインしているユーザーの数、 直近の1分、5分、15分のロードアベレージの値が表示されます。さらに、シェルユーザーがシステムにログインしているときには、そのユーザーに関する情報が表示されます(ログイン元ホスト名など)。
ロード済みモジュール
Linuxの lsmod コマンドの出力です。ロード済みのカーネルモジュールが一覧で表示されます(通常は気にする必要はありません)。
カーネルバージョン
Linuxの uname -r コマンドの出力です。現在のカーネルのバージョンが表示されます。

ネットワークの状態

画面上部のメニューバーで[ステータス]を選択し、画面左のサブメニューから[ネットワークの状態]を選択します。

このページでは、Linuxコマンド ip addr show の出力(Ethernetインターフェイス、ブリッジ、仮想デバイス)、 ネットワークアダプタの状態(利用可能な場合)、ルーティングテーブル、ARPキャッシュ(ローカルLAN上のMAC/IPアドレス) が表示されます。

システムグラフ

画面上部のメニューバーで[ステータス]を選択し、画面左のサブメニューから[システムグラフ]を選択します。

このページでは、直近24時間のシステムリソース(CPU、メモリ、スワップ、ディスクの利用状況)がグラフ表示されます。グラフをクリックすると、さらに週単位、月単位、年単位のグラフが表示されます。

トラフィックグラフ

画面上部のメニューバーで[ステータス]を選択し、画面左のサブメニューから[トラフィックグラフ]を選択します。

このページでは、直近24時間のトラフィックグラフが表示されます。グラフをクリックすると、選択されたインターフェイスの週単位、月単位、年単位のグラフが表示されます。

プロキシグラフ

画面上部のメニューバーで[ステータス]を選択し、画面左のサブメニューから[プロキシグラフ]を選択します。

このページでは、直近24時間のHTTPプロキシのアクセス統計がグラフ表示されます。

アクティブ接続

画面上部のメニューバーで[ステータス]を選択し、画面左のサブメニューから[アクティブ接続]を選択します。

このページでは、 Endian Firewall を経由する現在の接続が一覧表示されます。各接続の送信元、送信先はそれぞれ関連するゾーンの色に色分けされて表示されます。GREEN、RED、ORANGE、BLUEの4つのゾーンに加え、ここではさらに2つの色が使用されます。黒 (BLACK) はファイアウォール内のローカル接続を、紫 (PURPLE) はVPNに関連した接続を示しています。

OpenVPN接続

画面上部のメニューバーで[ステータス]を選択し、画面左のサブメニューから[OpenVPN接続]を選択します。

このページではOpenVPN接続が一覧表示されます。各接続の横に表示されているボタンをクリックすることで、接続を切断することができます。

SMTPメール利用状況

画面上部のメニューバーで[ステータス]を選択し、画面左のサブメニューから[SMTPメール利用状況]を選択します。

このページでは、SMTPトラフィック( Endian Firewall 経由のメール送信)の統計(1日、1週間、1ヶ月間、1年間)が表示されます。この情報はSMTPプロキシが使用されている場合にのみ利用できます。

メールキュー

画面上部のメニューバーで[ステータス]を選択し、画面左のサブメニューから[メールキュー]を選択します。

このページでは、現在のメールキューが表示されます(SMTPプロキシが使用されている場合のみ)。また、[メールキューの再送]をクリックして、キュー内のメールを再送することもできます。