導入事例

ハンブルガー・シュポルト=フェアイン（Hamburger Sport-Verein　略称：HSV）はドイツで最も大きく最も伝統的なスポーツ・クラブ（サッカークラブ）のうちの1つです。HSVは1887年9月29日にSCゲルマニア・ハンブルグとして発足しました。

チャレンジ
UEFA Cup 2010がハンブルグのHSHノルトバンク・アリーナで開催されることになり、HSVのITマネージャーであるステフェン・ベッカー氏は、報道関係者向けに高速で安全なITインフラを提供する必要がありました。さらに、HSVのオフィスでは、既存のネットワークのバックアップのため、最新の機能を備え、標準化されたオープンソースUTM機器を設置することになっていました。

ソリューション
Endian UTM Software Edition 2.3をDELL PowerEdgeServerで稼働させることにより、欧州サッカー連盟（UEFA）の厳しいセキュリティ条件を満たすと同時に、UEFA Cup 決勝戦の開催時には600人ものジャーナリストに安定したネットワークサービスを提供しました。
また、HSVはオフィスにEndian UTM Macro X2を導入しました。既存の古くなったファイアウォールソリューションと他のオープンソースのツールは、システムの改善プロセスの一環としてEndianソリューションに置き換えられました。

結果
現在、Endianアプライアンスは、HSVの管理オフィスで約150人のユーザーのネットワークセキュリティを保護しています。さらに、各ユーザーはSSLとOpenVPNを使用して安全にリモートワークスペースにアクセスできるようになりました。 ハンブルグのHSH ノルトバンク・アリーナで今後開催されるイベントにおいても、オフィス内の既存ネットワークとEndian UTM Macro X2によって柔軟かつセキュアなネットワークサービスが提供されることが期待されています。

お客様の声
「我々にとって、オープンソース・ツールは、安定性が確立され、扱いやすく、円熟しており、さらに標準化されているツールであり、今後もさらに進歩していくものと考えています。Endianを選ぶ際に、我々はEndian社がオープンソースUTMメーカーであることを意識して決定しました。導入の際には、moveTECH（認定エンディアン・パートナー）によって最高のアドバイスとサポートが提供されました。」

SavaSeniorCareは短期および長期ヘルスケアを提供している、アメリカ最大の福祉サービス提供組織の一つです。パートナーとの協力関係のもと、高度な看護施設でのサービスを全米のさまざまな州で提供しています。

チャレンジ
SavaSeniorCareが運用するSavaネットワークは、ネットワークプロバイダによって管理されるソリューションからの脱却を図るため、プライベートなMPLSネットワークからインターネットベースのVPNネットワークへの移行を進めてきました。SavaSeniorCareは、積極的な事業計画を推し進めるために高いレベルの機能性とカスタマイズ性を求めていました。さらに、すべての拠点間で既にOpenVPNトンネルが構築されていたため、OpenVPNが使用できるルータ/ファイアウォールのソリューションが必要とされていました。

ソリューション
SavaSeniorCareでは205のすべての拠点にEndian Miniを導入し、2つあるデータセンターにはEndian Macro X2をアクティブ/スタンバイの2台構成で導入しました。この計画は２ヶ所のデータセンター間のディザスタリカバリを含めた独自のネットワーク要件に加え、このプロジェクトと並行して実施していたネットワークのアップグレードとも両立させる必要がありました。Endian UTMが選択された理由は、この製品が高い機能性を提供していたこと、さらにはEndianのスタッフの適応能力、特に独自のプロジェクト要件に対する対応能力、カスタマイズ能力の高さのゆえでした。

結果
Endian UTMの導入によって素晴らしい成果が上がっています。以前のシステムからの移行の際にもまったく問題は発生しませんでした。このプロジェクトは正確性と適時性の面で高く評価されました。さらに、このプロジェクトではEndianプラットフォームに独自のカスタマイズを加える必要がありましたが、このカスタマイズはシステムの他の部分にまったく影響を与えることなく、非常に迅速に実装が行われました。これは採用が検討されていた他のベンダーからは得られないものでした。また、Endianプラットフォームに組み込まれている素晴らしいセキュリティ機能すべてを活用することにより、各地のリモートオフィスにおけるセキュリティを大きく向上させることに成功しました。

お客様の声
「私たちは総合的にEndian UTMの実績に非常に満足しています。Endianプラットフォームに移行するこのプロジェクトは大成功を収め、会社にとって大幅なコスト削減となりました。私たちはこのプロジェクトとその結果にこれ以上なく満足しています。」

住宅共同組合「Carl Zeiss eG」は1954年に労働者住宅協同組合「Carl Zeiss」として設立され、Carl Zeissグループに所属しています。1955年には最初のテラスハウスでの居住が始まり、1990年には合計で7068の住居が提供されています。1990年7月1日には住宅協同組合「Carl Zeiss eG」は独立した営利事業となり、ドイツのチューリンゲン州における最大の協同組合となっています。現在では約6,500の住宅を管理しており、イェーナで第二位の不動産業者です。

チャレンジ
重要なチャレンジの一つはOpenVPNをベースに安全なVPNを構築、運用することでした。この構築プロセスにおいては、短時間で8ヶ所の拠点と本部を接続する必要がありました。
ソリューションの選考の際に重要視されたのは、運用時のシンプルな操作と実装が可能なこと、パフォーマンスが高いこと、システムの安定性が高いこと、そしてシステムが管理しやすいことでした。また、「オープン」なシステムであることも期待されました。
各支店に設置されたノートブックやPCはCitrixサーバーのシンクライアントとして、施設管理、財産管理、会計、事務用（imoh eMailを含む）アプライアンスとともに使用されました。

ソリューション
2007年春までにEndian Firewall Community Editionを使用した広範囲なテストが行われ、その成功を受け、2007年7月に最初のEndian UTMアプライアンス「Endian UTM Mercury」が導入されました。現在ではネットワーク上に4台の「Endian UTM Mercury」と5台の「Endian Mini」が設置されています。

結果
このプロジェクトは2008年11月に無事に完了しました。Endian UTMに搭載されているHotspotやVoIPといった機能も今後のプロジェクトで導入、活用される予定です。
Endian UTMのOpenVPN機能は数回のマウスクリックだけで設定が完了する非常にシンプルなもので、動作も安定しています。このプロジェクトのプロジェクトマネージャによれば、Endian UTMのVPNのパフォーマンスもとても満足のいくものだったということです。

お客様の声
「私たちは南チロルのEndianというメーカーを、そしてドイツにおけるパートナーとしてCONACTIVE社を選択したことに大変満足しています。現在までのところ、システム障害はまったく発生していません。弊社のネットワークはEndianネットワークのおかげでシンプルかつ快適なものです。」

ボルツァーノ空港はイタリアの南チロル地方にあり、毎日ローマまでのフライトを運行しています。
2008 年には7 万人以上の乗客がこの空港のフライトを利用しました。

他の空港と同様、ボルツァーノ空港でも確実にすべてのサービスが24 時間365 日安定して利用できることが必要です。この空港にとって特に重要な基準として、乗客の搭乗用デバイスの管理、外部企業とのVPN 接続が必要でした。

ボルツァーノ空港のインフラストラクチャを管理しているウルトフェニックス（Würth Phoenix）は、空港内システムの遠隔監視システムとしてWÜRTHPHOENIX NetEye を導入しました。このソリューションはIT インフラと完全に統合され、空港内のすべての管理業務や運用プロセスに直接接続されています。これにより、すべての企業活動の品質を保つことが可能になりました。このサービスの重要な一面は、NetEye で何らかの問題が報告されたときに、Würth Phoenix システムインテグレーションのサービスデスクが速やかに必要な対策を講じることです。

また、ボルツァーノ空港のテクニカルスタッフは、システム温度の上昇やバックアップ回線への切り替えといった何らかのトリガが発生したときにはメールで自動に通知を受け取ることができます。

これらのサービスの重要性を考慮し、信頼性の高いソリューションが求められました。その結果選択されたのが「Endian UTM Mercury」のアクティブ/ パッシブ構成です。仮にノードの1 つがダウンしてももう1 台が自動的にサービスを引き継ぎます。ボルツァーノ空港での監視システムはEndian UTM アプライアンスのハードウェアとサービスとの組み合わせにより実現されています。

Endian HotspotがホンジュラスのNGO「Guaruma」のプロジェクトに貢献

「私はホンジュラスの農村ラスマンガス（Las Mangas）で非営利プロジェクトのボランティアの一員として働いており、9歳から19歳までの子どもたちにアフタースクールプログラムを提供しています。私たちの生徒の何人かが、放課後のコンピュータ室を使用して近隣のエコロッヂの宿泊者も使用するインターネットカフェを運営しています。生徒たちはこのインターネットカフェのサービスの一環としてワイアレスネットワークを提供したいと考えていました。

そこで、私たちはワイアレスネットワークの使用状況を監視、管理できるソフトウェアソリューションを探しました。その答えとなったのがEndian UTMのHotspotソリューションでした。インストラクターと数人の生徒には無制限のアクセスが可能なアカウントを発行し、利用者には短時間のアクセスが可能なアカウントを発行できます。運営している生徒たちが特に気に入っているのは、このプログラムが各利用者の正確な使用時間とコストを算出してくれることです。私たちネットワーク管理者も、Endianが提供する限りない可能性、たとえばスパムフィルタ、ファイアウォール、Webフィルターなどを高く評価しています。

Endianがこのパワフルなソフトウェアを私たちに提供してくれたことにもう一度感謝します。私たちの期待以上のものでした！」

Victor Kondel
Computer Instructor
Organización Guaruma, La Ceiba, Honduras